世界をみる日

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そして、レイナは逃げるどころか走って俺の前までやってきた。 俺と忍者の間に立ち剣を構える。 「レイナ、逃げろ」 俺の言葉はレベルには届かない。 聞いてもらえない。 俺は、脚に力を入れてレイナを押し退けてゾフィを降った。 それを避けた忍者は俺との距離をとった。 両手を前に出し、指をいろいろ動かしている。 「なんだぁ??」 俺がそう思っていたら、忍者の横に忍者またその横に忍者が現れた。 分身?? そんなのありか?? 一人でも勝てないのに....... 一人の忍者が俺に短刀を振り上げ襲ってきた。 俺はそれをゾフィで受け止めた時だった。 俺から右の方角から強い衝撃を受けた。 分身した忍者が俺の脇腹を蹴りつけたのだ。 「ぐっ」 威力に負けて吹っ飛ばされそうになった時、さらに左から同じような衝撃が走った。 3人目の忍者だり 両方の蹴りをもろにくらってしまった俺はあばらの骨が砕けたようなな傷みに教われた。 もつ立つこともできない。 「私が護る」 そう言って俺の前にたったレイナ。 「やめろぉぉぉぉ」 俺の叫びはむなしくレイナは忍者に向かって走り出した。
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