世界をみる日

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「ちょ.......ちょっとまて....... 卑怯だぞ.......相手は俺一人だ」 卑怯?? この死体の数からしてロイは一人で何人相手にしたと思っているんだ。 「自分が巻いた種だ」 「くそがぁ」 俺の言葉を聞いて男が怒鳴りながらかかってきた。 っが....... 俺は剣を降り一瞬で相手を倒した。 俺にとっては強い相手ではない。 俺はロイの方へ歩いて向かう。 ロイを探していたんだ。 この世界の名剣、天使剣、精霊剣、悪魔剣、その一つを扱う選ばれた男。 天使剣を扱うロイ 彼は強くなる。 3ヶ月振りだからレベルは少しは上がっているだろう。 だから探していたんだ。 電話すればよかったんだけど、ロイも忙しいと思い探し続けた。 「ロイ!久しぶり」 俺の言葉に笑顔を見せるロイ。 普通の笑顔だけど、逞しく思える笑顔。 いろいろな状況を潜り抜けてきたのだろう。 闘技場で3ヶ月でBランクまであがった男。 今までで一番早い人でも7ヶ月だった。 それが俺だ。 なのにレベル0だったロイが3ヶ月でBまで上がった。 凄いスピードで強くなっていっているのだ。
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