世界をみる日

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「それぢゃロイ、本題に入る」 ルシアスの表情が変わった。 真剣その物で少し怖く感じるほどだ。 「まず、その剣どこで手に入れた?」 剣??ゾフィのこと?? 「これは闘技場がある街の武器屋でもらった」 「うそ!」 俺の答えに驚いたような声をだしたのはサラ。 「その剣のことは知っているのかい?」 「武器屋のおじさんに少しは聞いたけどぉ....... 凄い剣ってことしか知らない」 俺はルシアスの質問に嘘なく答えていく。 「その剣の力は強い 剣のおかげで能力が使えるようになる人もいるようだ。 だからこそ、奪おうとする人は多く 魔物やモンスターを引き付ける。 だけど、その剣を使える人は限られていて普通の人は扱えないんだ」 ゾフィが凄いのは知っている。 感じているってのが正しいかな 「ゾフィは俺の仲間であり相棒です」 「わかっている君がその主に選ばれたのなら俺達は君を全力で護る義務がある」 俺は首を傾げる。 「その剣の力がこの世界を終わらせるカギと言われているからだ」 『そうなんですかぁ?』 ゾフィも知らなかったのかよ。 「そんな話は知りませんでした」 「精霊、天使、悪魔全てが揃った時に開く扉があるらしいんだ」 ルシアスのことを疑うわけぢゃないけど、ルシアスも真実を知らないようだ。 それは本当なのだろうか??
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