世界をみる日

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「剣のある場所はわかるんですか?」 「精霊剣はわからない、悪魔剣は最悪の敵が持っている」 最悪の敵?? 俺はレイナの顔を見た。 レイナも俺の顔を見てから首を傾げた。 「暗黒セルジュ! 彼が持っているらしいよぉ」 サラの言葉にレイナの目付きがかわった。 レイナの復讐すべき相手だ。 俺が夢で見た人達はそんな残酷そうな人達ではなかった。 セルジュかぁ....... あっ!!! 「悪魔剣って黒い大きな剣ですか?」 「確かそうだけど.......知っているのかい?」 俺は思い出してつい聞いてしまった。 「夢でみたことがあって」 夢の中でセルジュが持っていた剣だ。 夢ぢゃないのか?? 「夢??記憶無くす前の記憶??」 えっ..............?? なんだろう?? この感じ....... 心臓がバクバクする。 「とりあえず君の力が必要なんだ。 力を貸してくれないかい?」 「わかりました協力します」 そう言って俺もルシアスも立ち上がった。 「ロイの恋人も行くの?? 私、女の子の友達はじめてぇ」 サラさん.......なぜか悲しくなります。 「レイナです。よろしくお願いします」 なんだか大変なことになったなぁ。
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