世界をみる日

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レイナは彼女と言われて嬉しそうだ。 嬉しそうな顔をみると否定することもできなかった。 「とりあえず次の街へ行こう。そこでロイをさらに強くして旅に出よう」 ルシアスの意見に否定する人はいなかった。 「ぢゃぁレッツゴー!」 サラの掛け声で今から行くのだと理解した。 街を出ようとした時一人の女性に声をかけられた。 「おまちください」 降り向いた俺達が見た人は、さっき俺達にご飯を、ご馳走してくれた女性だ。 「ありがとうございました」 深々と頭を下げる女性をみてレイナは、駆け足で駆け寄り抱きついた。 「これからは、いっぱい幸せになってください ありがとう」 レイナの言葉は俺達までは聞こえなかったが、これからも頑張ってって言ったんだろう。っと勝手に解釈した俺達は、女性に手を降り歩きはじめた。 『ロイさん、強くなるのも大事ですが無理しないでください』 「ありがとうゾフィ」 俺は強くなると決めたんだ。
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