強さを求めて

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ゴーレムが俺達を踏みつけようと大きく脚を振り上げた。 二人して左右に跳び回避した俺達は、すぐさま攻撃をする。 だがゴーレムの身体は固く刃が弾き返されてしまう。 「かったあ.......」 「黒いゴーレムはその体が異質の固さなんだ だからAランクなんだ 気を付けろ!こいつは魔物なんだ魔法も使う」 やっぱりそうか....... 固いだけならAランクにならないか。 そう思い俺はゴーレムの弱点を探してみるが身体全体が岩みたいでどこを攻撃していいのかわからない。 「ルシアスなら倒せるんだろ?」 ルシアスに訪ねる。 「まぁね、でも油断してるとやられる」 そんな話をしていたらゴーレムが地面に拳を突き刺した。 その瞬間地震がおきた。 激しい揺れに倒れそうになるのを、脚に力を入れて踏ん張る。 しかし、俺とルシアスの足元の地面から、土の氷柱みたいな物がたくさん現れた。 俺は回避が遅れて脇腹を、かすめるが傷は浅い。 ルシアスも、同じように浅い傷を受けていた。 「そんのありなのか?」 俺は愚痴をこぼしていた。 「ゴーレムの倒し方は一つ 心臓を狙うことだ」 「心臓って言われても .......」 こんな固い奴の心臓をどうやって....... 「焦るな!チャンスはくる」 ルシアスはそう言うとゴーレムに向かって走り出した。 チャンスねぇ.......
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