始まりのとき

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ご飯がくるまで、とくにすることもないので、回りの人たちを見ていた。 斧を背負ってる人がいたり、銃を磨いてる人がいたり、討伐ギルドの人だろうか....... でも頭にタオルを巻いた大工みたいな人もいる。 ギルドって沢山あるんだ?? 俺はどうしたらいいんだ?? まぁお金はなんとかなりそうだけど....... そんなことを考えている間に料理が運ばれてきた。 いい臭いがするハンバーグだ。 「いただきまぁす」 俺はお腹が空いていたので凄い勢いで食べ尽くした。 食堂をでた俺は今からのことを考えている。 とりあえず武器かな? 手ぶらだし。 そう思い武器屋を見つけて中に入った。 「いらっしゃぁい」 店のおじさんが愛想もない声をかけてくる。 店の中にはありとあらゆる武器があった。 どれにしようか悩むなぁ....... とりあえず剣か刀にしようかな。 でも俺は弱いから遠距離攻撃の銃にしようかな。 その時、俺は変な気配を感じた。 気配を感じた方を見ると一本のロングソード、白く輝いている剣を見つけた。 なんか.......俺をよんでる?? その剣の前で剣を眺めているところにお客さんが入ってきた。 「いらっしゃい」 相変わらず愛想もない店員だ。 入ってきたのは4人組の男達だ。 柄の悪さからして盗賊ぢゃないかっと思うほどだ。 男達は店を一回りした後、剣や銃などを買って帰った。 この剣は買わないんだ? ってことは、大した剣ぢゃないのかな?? 俺はいい剣ならさっきの人達が買うと思っていたのだ。 聞いてみるか。 「すいません、こちらの剣は.......」 あれ??? 剣って買うときなんて言うんだ?? 俺は大事なことを忘れていた。 使いやすいとかもわからないし、切れ味とかをきくものも違うようなぁ?? 「あんた、それ気にったのか??」 「はい!なんか呼んでるような気がして」 俺の言葉に愛想もない店員が驚いている。
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