ラビアン

強さを求めて

「さぁ！サイトトスを探そうか」

気配を感じて向かったらゴーレムだった、どうやってこんな広い森でサイトトスを探すのだろうか？

「まぁデカイからすぐに見つかるさ」

落ち込んでる俺に気が付いて声をかけてくれるルシアス。

その気持ちはありがたいが.......

「俺、強くなってるよね？？」

不安で聞いてみた。

「なってるよ！
レベル0なんて関係ないってくらいに」

だよなぁ.......

そこは実感があるんだけどなぁ.......

『ロイさん、大きな生物の気配です
10キロ先にサイトトスが3匹います』

「えっ？？わかるのか？」

『はい！』

ゾフィの言葉をルシアスに教えて二人で歩いていく。

しばらく歩くと地震が起きた。

「じっ地震？？」

「ちがう！これは..............」

俺の疑問を否定してルシアスは遠くの方を見る。

何本も木が倒しながらサイトトスがこちらへ走ってこちらへ向かってきている。

「サイトトスだ」

ルシアスは地鳴りを無視して剣を抜いた。

サイトトスってあれか？？

俺が目をさましてルシアス達に街へ送ってもらっている時に襲ってきた大きなサイだった。

確か固いんだよな？？

「ルシアス、俺に一匹は一人でやらせてくれない？」

「全部渡してもいいよ」

俺は、ワクワクしていた。

そして俺はサイトトスへ向かって走り出した。

横を通りすぎる時にサイトトスを切りつける。

すると............................

サイトトスの左前足が胴体から離れて宙に舞った。