真実の過去

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ゴリラ達が手すりも揺らして俺を落とそうとしてくる。 「俺の時だけ.......」 俺は、揺れる橋をゆっくり渡る。 「はやくっはやく」 レイナもサラも簡単に言ってくれる。 そして....... ゴリラが俺に向かって走り出した。 俺もそれを見て走り出す。 何度も揺れに振り落とされそうになるが手すりを持ち何とか落ちないように踏ん張った。 しかし.......ゴリラは近付いてくる。 橋が重さに耐えれないのか、ギシギシ言っている。 これはヤバイ....... 「ロイ!波子がもたない」 ルシアスが叫ぶがどうしようもない。 そして....... ゴリラが俺のすぐ後ろまで来た時入り口の方の手すりの綱が切れた。 俺はバランスを崩して座り込んでしまった。
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