始まりのとき

13/28

6人が本棚に入れています
本棚に追加
/282ページ
店員のおじさんが俺の方へ歩いて近づいてくる。 俺は何か変なことを言ったのだろうか??? 「剣、持ってみるか?」 おじさんが飾られている剣をとり、俺に差し出した。 剣を持ったことがない俺は、とりあえず両手で持ち構えてみる。 もちろん適当だ。 そのとき。。。。。 剣が何かに反応したのか白く光り始めた。 その光は眩しくて目を開けていられない。 目を手で多い目を瞑る。 『私を起こしたのはあなた?? .......えっ!! なぜあなたが.......』 いきなり聞こえた綺麗な女性の声。 次第に光は収まり、目を開けた俺は辺りを見渡す。 しかし....... 女性などいない。 なんだったのだろう?? 綺麗な声だった。 「君は、いったい.......」 店のおじさんが口を開けたまま俺に聞いてくるが、俺が何者なのかは俺にもわからないんだ。 「今の光はなんですか??」 今度は俺が質問をしてみる。 おじさんが俺の顔を見ながら話はじめた。 「この剣は、天使剣が1つ"ゾフィ" 誰もが使える剣ぢゃぁない 選ばれた者しか使えないんだよ その証明が今の光だ 普通は人が武器を選ぶが、天使剣と魔神剣と聖霊剣は、剣が人を選ぶんだよ」 剣が人を選ぶか....... 「ぢゃぁ今の光は??」 もう一度おじさんに質問をしてみる。
/282ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加