真実の過去

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そして、そのまま奥へ進むと大きな椅子に一人のおばぁちゃんが座っていた。 「お久しぶりです。マザイ様」 ルシアスが丁寧に挨拶をする。 この人が占い師?? 身長は多分150くらいだろうか? 木の長い杖を持っているて、肌がネズミ色だ。 髪の毛は白く長い。 「よくきたねぇルシアス」 「紹介します 俺の仲間で、端からサラ、レイナ、ロイです」 俺たちはルシアスの紹介で名前を呼ばれると頭をさげて挨拶をした。 「そうかぁ、いい仲間に恵まれたね」 「はい」 ルシアスも笑顔で答えた。 お母さんみたいな感じかな?? 俺はそう思った。 「さてと、何を占ってほしいんだい?」 「私たちの将来を、お願いします」 サラが代表で答えた。 「わかったよぉ、奥の部屋においで」 そう言って二人を連れて奥の部屋へ消えていった。 二人になった俺達は、そのへんの椅子に座って話すことにした。 「あの人はルシアスのお母さんか??」 「お母さんみたいなものだな」 やっぱりな。 「この世界に来た時に俺はこの木の近くにいたんだ、それをさっきのイカロスが助けてくれてさぁ ここで修行したんだよ」 なるほど。 ルシアスにもそんな時あったんだ?? 今は化け物みたいだけど。
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