真実の過去

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「そうですねぇ、あなたはそれを知りたいのですか?」 マザイは俺の顔を見た。 「知りたいです。知りたいですが怖いんです」 俺の言葉を聞いてマザイは言った。 「私の言った言葉が全てではありません でも、力になれるなら私はあなたに力を貸します」 どういうことなのだろう? 「ルシアス、少し二人にしてくれるかい?」 「はい!わかりました」 立ち上がるルシアスを俺はどんな顔をして見ていたのだろう。 不安が一杯だったんだろうな。 「大丈夫だロイ!本当はここに入る時、さっきのイカロスが力を見るため襲ってくるんだ、 戦いかたで、判断できるようにね」 俺は驚いた。そんな素振り無かったからだ。 「それが無かったってことはマザイ様もロイに話があるんだよ」 そう言ってマザイを見るとマザイは頷く。 「しっかり聞いておくんだぞ」 そう言ってルシアスは部屋を出て行った。 「さてと.......問題はあなたね」 問題?? 「あなたは自分が何者なのか教えます」 「いきなりですね.......」 俺は冷や汗をかいた。 ドキドキする。 「あなたは今凄い気になっていることがあるわね?」 俺の目をじっと見てマザイが言った。 「はい!俺は最近毎日同じような夢を見ます 暗黒魔神の3人が楽しそうに喋っている夢や 暗黒セルジュが一人で大勢の人や魔物と闘ってる夢 暗黒セルジュの過去みたいな夢 俺はセルジュを知っているんぢゃないかと思っています」 俺は夢を話した。
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