真実の過去

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――レイナ―― 私は、今占い師の前にサラさんと座っている。 「あなた達の聞きたいことはわかるわ あなたは、ルシアスのことが大好きみたいね」 サラさんの方を見てそう言った。 流石。 「はっはい!私は、ルシアスの力になりたいし支えになりたいです」 「そうですか、ルシアスもあなたが必要だと思っています。 互いに支えあって生きていきなさい ルシアスをお願いね」 「はっっはい!」 いいなぁぁ....... 「あなたはもう一人の少年が好きなのね?? ロイだったかしら?」 「はい!私はロイと結婚したいんです」 「あらぁ!それはすばらしい。 でも、あなたの場合大変よ?あなたは誰かに怨みを抱いていますね?」 「えっ??あっはい」 ドキッとしてしまった。 いきなり話が変わってから。 「まず、その怨みをとるか、彼と居ることをとるかを選ばねばなりません」 そんなのロイと前に約束した。 だから私は大丈夫。 「私はロイを選びます 復讐はロイがしてくれますから」 「それは諦めたことになってないでしょ??」 「確かになってないねぇ」 さっきまでニコニコしていたサラさんも話に入ってきた。 「どちらかをとらなければ、あなた達に先はありますん」 そんなの決まっている。
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