真実の過去

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「私はロイと共に生きます」 私はマザイ様の目を見てそう言った。 しばらく目が合っていたが、そのうちにフッとマザイ様が笑いだした。 「その意志があれば大丈夫でしょ ただし、あなたが復讐の方を選んだ時、あなた達は終わります」 なんだか切ない言葉....... サラさんはいいなぁ。 私も同じことを言われると思っていたのにぃ。 「大丈夫です 彼もまた、あなたを必要としています。 あなたの支えが必ず必要になります その時、彼を止められるのは、あなたしかいません ルシアスでも無理でしょ、あなたしか無理なのですから。 あなたが彼の鞘になりなさい」 鞘??? 私しか無理??? 「はい!」 私は元気よく返事をした。 簡単だよね?? 私がロイを支えればいいんだから。 私しかできないかぁ....... なんか嬉しい。 そうして、部屋をでるとロイとルシアスさんが二人で椅子に座り話したいた。 ルシアスもロイもほんとに男前だよねぇ。 ロイの灰色の髪の毛は素敵。 頑張って鞘になるぞ! そう自分に言い聞かす。 そして二人は部屋の中に入って行った。 けど、何故かルシアスさんだけ先にでてきた。 理由は二人にしてほしいってことだった。 なんだろう........ 胸騒ぎかする.......
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