真実の過去

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サラさんとルシアスさんは、二人で話をしている。 次は何処へ行くかって話。 私にも聞かれたけど、私も宛がないのでどこでも。っと言って任せた。 その時! 「うそだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 ロイの大きな叫び声が聞こえた。 あまりにも突然の叫び。 占い師となにがあったの?? 慌て私は扉に向かう。 扉に先についたのはルシアスさんのだった。 中に入ると、入る時とは違い混乱で我を忘れているようなロイの姿が....... なに?? なにがあったの?? そう思ってる時、ロイから風がふきはじめた。 「なっ」 驚いた私は変な声を出してしまう。 ただ風が強すぎる。 ロイの力なの?? 私が知っている力とは、レベルが違う。 「.......気絶させ.......」 マザイ様が何かを言ったけど、風で私は聞こえなかった。 今では稲妻までロイから放たれている。 どういうこと?? こんな力....... ルシアスさんがなんとかしてくれる。 そう思っていたけれど、ルシアスさんに稲妻が当たり飛ばされた。 ルシアスさんでも近づくことすらできない?? ロイ....... その時、ついさっき言われた言葉が頭を過った。 「私が支えにならないと、鞘になるんだから」 自分に言い聞かし私はロイの元へ歩きだした。 風が強くてなかなか前に進めない。 風が私の身体を切り刻んでいく。 稲妻が私を掠めていく。 それでも私はロイの元へ。
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