真実の過去

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――ロイ―― 俺が目を開けると皆が俺のまわりにいた。 「あれ??俺.......どうしたんだ??」 「覚えてないの??」 サラに言われるが全然わからない。 「レイナに感謝しときなよ? レイナが助けてくれたんだ」 ルシアスは、そう言うがなんのことかがわからない。 「どうしてロイは心配ばかりかけるのよ」 そう言ってレイナは俺の胸を叩いた。 起き上がった俺は、ルシアスに説明をしてもらった。 力の暴走?? 知らなかった。 「マザイ様も心配してたよ??」 サラに言われて、俺がセルジュってことを思い出した。 夢ぢゃなかったんだ。 「マザイ様に会ってくるよ」 俺は奥の部屋に一人で向かった。 レイナも行くっと言われたが聞かれる訳にはいかない。 「失礼します」 俺は扉を開けて中に入った。 「目を覚ましたのね」 「はい。すいませんでした」 頭を下げた俺は、部屋全体が傷や焦げた跡があることに気が付いた。 俺がやったんだよな?? 「座りなさい」 俺は、ソファに座った。 怒られるのかな.......
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