真実の過去

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「気持ちの整理はついたの?」 座ってすぐに訪ねられた。 「いえ.......でも昔の俺を知っただけで、それは俺ぢゃない」 「確かにそうねあなたはロイ! セルジュぢゃないわね」 もうどうしようもないのだ。 「俺はこれからどうすれば.......」 「あなたはあなた。 今までどうり生活をなさい」 今までどうりなんて無理だ。 「俺のレベルって0なんですよね?」 「いいえ!あなたのレベルは00 正確にいえばレベル測定不能、100以上ってことよ」 「なっ.......」 なんだそれ....... 「そんな話聞いたことがない」 「そうでしょうね、まずレベル100になる人がいないんだから」 「なぜです? なぜレベル100がいないんですか??」 俺は不思議に思った。 普通なら何人もいるはずなんだ。 「missionのせいよ」 「mission??」 聞き直す俺。 「例えばレベル80以上を10人倒せ などのmissionがあれば必然的に争いがおきるわ。 後は、ドラゴンなどもいるわね」 「そうか、だからか」 戦わずに仲良くとはいかないんだな。 「俺は、セルジュの強さを取り戻せるのですか??」 「あなたは、使い方を忘れているに過ぎないわ」
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