始まりのとき

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俺、今強そうだよね?? 見た目! レベル上がったかもっと思いスマホを見る。 レベル 00 やっぱり弱いままだった。 でも、この剣に選ばれたんだよな?? ほんとは誰でもいいんぢゃないか?? 誰かに打ち明けることもできない俺は一人で考えるが答えが見つからない。 もう ルシアス 達もいないし....... いく宛もない俺は広場の噴水のベンチに腰をおろした。 こうして見るといろんな人がいるなぁ。 でも皆武器を持ち歩いている。 「よぉぉ兄ちゃん!カッコイイ武器を持ってんぢゃんか」 俺に声をかけてきたのは、武器屋で武器を買っていった男達だった。 いかにもって程の強そうなオーラがでている。 声をかけてきたのはその4人組のボスなのだろう。 「さっき君、武器屋にいたよねぇぇ??」 「あぁぁぁいたいたぁ」 そういって2人が俺を挟んで横に座った。 「あのぉぉ俺に何か?」 ヤバイ.......殺される。 「ちょっとその武器俺に見せてくれよ」 ボスみたいな男が絡んでくる。 「駄目です」 俺のこの言葉に怒ったのか男達が立ち上がって俺を囲んで殺気を放っている。 「誰に向かって口をきいてんだぁ、このガキが」 そのボスの言葉と同時に男達が武器を取り出した。 俺、レベル0なのに.......
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