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「ルシアスは、セルジュのこと知らないのか?」
「俺は知らないよ、でも悪い噂も聞いたけど、とある街では英雄として銅像まで飾られているところもあったよ」
よかった、悪い噂ばかりぢゃなくて.......
「彼は、魔物から街を守ったり、戦争を終わらせたり
やり方は悪いかもしれないけど.......
彼のおかけで多くの命が救われてる」
「でも、多くの命を奪ってます」
他人事みたいに話すが俺のことなんだよなぁ。
「だけど、彼は逃げずに自分の罪を認め、一人で苦しんで生きてきた
俺は、マザイ様からそう聞いていた。
まさかロイとはわからなかったけどね」
俺も自分だとは思わなかった。
「俺もだ、セルジュに悪いけど.......俺は俺だ」
そう言って二人で歩き始めた。
森に入ると、たくさんの気配を感じた。
「ロイ気をつけろよ?
ここは魔物の森だ」
やっぱりそうか.......
「俺とルシアスなら大丈夫だ」
俺はレベルわからないけどルシアスはレベル高いんだ。
「ばれたな」
俺が言うとルシアスにもわかったのか剣を抜いた。
『ロイさん!きます』
「あぁぁ、行くか!」
魔物が大群で襲ってきたのだ。
人間に気が付くとすぐに襲いかかる魔物。
俺には強いか弱いかはわからないが、100匹くらいいるってことは大変だよな?
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