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やっと洞窟へたどり着いた。
ここまで来るだけでも大変だった。
1人だったら無理だっただろう。
「とりあえず火をつけよう」
洞窟の中は暗い。
どうやって進んで行くのか疑問だったが結局原始的なやり方だった。
「あまり奥まで見えないなぁ」
洞窟に入って俺は思った。
火だけでは前が全然見えない。
気配を探りながら進んで行くが、魔物に襲われればキツイな。
そんなことを考えているとやっぱり.......
現れるんだよねぇ魔物って。
洞窟はとても広かった。
高さは5メートルほどはある。
横も3メートルはあるだろう。
そして現れた魔物は、全体的に水色で氷の髪の毛が腰ぐらいまである女性の魔物だった。
ビキニみたいな服装をしていて、人間で言うモデル体型だ。
「ルシアス.......間違いなく氷使う魔物だよな?」
「だろうね?」
見た目で氷を使うのがわかる。
そう言っていると、魔物はフゥゥっと口から息をはいた。
軽く息を吐いたとたんに、冷気か襲ってきた。
俺達は回避したけど、さっきまでいた場所が氷になっていた。
「おいおい!そんなのありか?」
俺は文句ばかり言っている。
自分でもそれは感じていた。
弱い自分が悪いんだけど.......
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