6人が本棚に入れています
本棚に追加
俺が見た者は.......
人間？？？
女性が腕を組んで宙に浮かびながらこちらを見ていた。
「まさか.......ムーワか.......」
ルシアスは焦って立ち上がった。
女性はゆっくりと俺達の前に降り立った。
水色の長い髪。
なぜか水着姿で尻尾がある。
「さっきの奴に似ているな」
そう！さっき入り口で倒した魔物と似ていた。
「なにしに来た人間よ」
ムーワが話しかけてきた。
「ムーワって話せるのか？？」
俺はルシアスの方を見る。
「ムーワは、元は精霊だ！
話せてもおかしくないだろぅ」
確かにそうだ。
「俺はお前を倒しにきた」
「なぜだ？なぜ......ワラワを倒す？？」
「えっ？？依頼を承たから？？」
俺は改めて聞かれると答えられなかった。
「お前が人間を苦しめたのだろぅ？？」
ルシアスはそう言いながら剣を構えた。
「ワラワは、ここへ来た人間しか殺していない
なぜワラワを狙う？」
ルシアスも戸惑っているようだ。
「迷惑をかけているから討伐依頼がでるのだろ？」
俺はルシアスにきいた。
「そこは俺にもわからない」
えっ？？
ぢゃぁ誰が依頼を？？
誰が報酬を払うんだ？？
「退け人間よ」
「ルシアス.........悪い魔物ぢゃないよな？」
「どういうことだ......」
最初のコメントを投稿しよう！