新たな旅

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強い............ 強すぎる。 これが最強の男 "暗黒セルジュ" あのムーワですら子供のようだ。 セルジュはゆっくりと降りて歩き出した。 ムーワはすぐに立ち上がり両手を剣に変えた。 「さっきまでの人間ぢゃないな......」 「関係ないだろ」 そう言ってセルジュはゾフィ握り抜刀の構えをとった。 これは剣だぞ??刀ぢゃない、なのに抜刀?? そして、その場でセルジュは抜刀の構えから踏み込み剣を左の下から右の前のほうに凄いスピードで降った。 ムーワはすぐに自分とセルジュの間に氷の壁を作ったが。 その氷をも割りムーワの身体に大きな傷ができた。 ムーワの身体から血が流れた。 飛ぶ斬撃。 俺のとはレベルが違い過ぎてわからなかった。 ムーワは膝をつき、息を荒くしていた。 「俺はここまでだ」 セルジュはそう言った。 ここまで??終わり?? その時、セルジュの身体が前へ倒れそうになった。 俺は慌てて脚をだし身体を支えた。 あれ??もとに戻った...... そう身体が自分の物になっていた。 なんだったんだ?今のは...... 「おの......れ......人間め......」 「ムーワ!もう終わりにしよう 共に外へ出よう」 ムーワは凄い傷でもう闘えないだろう。
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