新たな旅

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授ける?? 「どういうことだ??」 質問をしたのはルシアス。 ルシアスもわからないようだ。 「ワラワの力が欲しければ、ワラワを呼べ! すぐに駆けつける。 そしてワラワと召喚契約をする者は氷の魔法を扱うことができるようになる 風を使えるのに知らぬのか??」 俺とルシアスは、顔を見合わせた。 「俺もはじめてきいた」 ルシアスも知らなかったようだ。 「ワラワと契約をせよ、人間ロイ」 「俺でいいのか?」 「ワラワを倒した人間ぢゃ問題ない」 「ミーラはルシアスとする」 「んっ??俺か」 ルシアスは戸惑っていた。 「ムーワ!ありがとう。 力を貸してくれ」 「ロイよ手をだせ」 そう言われて俺は右手を出した。 その右手の中指にムーワは爪で傷をつけた。 傷口から血がにじみ出る。 そこにムーワも同じように手に傷を入れてムーワの血を俺の傷口に落とした。 その時! 眩しい光が発生した。 「ワラワの血がロイの中に入った。 契約は成立ぢゃ」 「すげぇー力がみなぎってくる」 「ワラワに名前をつけよ」 「名前??ムーワぢゃないのか?」 「ワラワはロイの者、名前はロイが決めろ」 俺は悩んだ。 名前なんて急に言われても......
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