小さな戦士

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俺達は3日歩き続けた。 獲物を狩っては食べていたので食うのには困らなかったが野宿が続くとやはり疲れる。 疲れが取れないのだ。 そしてやっと俺達は一つの村についた。 見た限り小さな村だ。 村の回りを石で囲っており入り口は一つしかなようだ。 「変わって村だな?」 「そうだね......まるで何かから村を守っているみたいだ」 俺の質問にルシアスも不思議に思っていた。 「とりあえず入ろうか?」 俺は頷いて返事をしてから歩き出した。 そしてその時!! 「おっと!!」 俺は何かが飛んできたので軽く避けた。 ルシアスも勿論避けた。 飛んできたのは石で完全に俺達を狙っている。 さらに石は飛んでくるが全部避ける。 「でてけ!こっちにくるな」 怒鳴りながら現れたのは14歳か15歳くらいの男の子だった。 男の子の回りにはさらに小さい子供達が8人ほどいた。 「どうして俺達を狙うんだいぃ??」 「どうせお前達も山賊の手下だろ」 そう言ってまた男の子は石を投げてきた。 「なんの話かわからないがなぜ俺達を狙う?」 「うるさい!」 俺達の言葉は聞かないようだった。 あまりにも言うことを聞かないので、俺は男の子の前に移動して男の子の手を掴んだ。 「もういいだろ?? 無駄だよ」 俺がそう言うと男の子は俺をにらむ。 「次は何が欲しいんだ? 女か?食料か?」 ............。
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