小さな戦士

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「それはどういうことだい??」 ルシアスが俺の隣に来て問いかけた。 この場はルシアスに任せよう。 「俺は騙されないぞ」 「信じなくてもいい だけど話くらいはいいだろう??」 そう言ってルシアスはその場で座った。 男の子達は驚いているが、少し時間をあげて、腰を下ろした。 「少し前からこの村にくる山賊にこの村は、やられたい放題遊ばれてるんだ」 「山賊かぁ」 俺は山賊を見たことがない。 「それで......なにをされているんだぃ?」 「大人は殺された 今いる村の人間は奴等のいいなりに生きていだけなんだ 女の人は全員連れ去られた」 「子供しかいないのかいぃ??」 「後、じいちゃん、ばぁちゃん、くらいだ」 こんな村とかあるのか...... 抵抗もできないのか...... 「君達はこの村を出な! そのほうがいい」 ルシアスは子供達に優しく言うが男の子が怒鳴りながら立ち上がった。 「ふざけるな! 親父達は、俺達を護るために闘って殺された 姉貴も連れ去られて何されているのかわからない 一人だけ逃げるなんてできるか!! 俺がこいつらを護るんだ」 力強く言う男の子の回りには小さい子供がいる。 「そうか...... 強いんだな君は」 ルシアスは男の子に笑顔でそう言った。
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