小さな戦士

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「山賊のアジトはわかるのか?」 「だいたいの場所は教えてもらったから近くまで行けばロイが気配を感じれるだろう??」 「そうだな」 俺達は歩き出した。 山賊のアジトは山の中にあるらしい。 山賊だからそんなものか? 「ロイ!気配とか感じるかい?」 「いや......大丈夫だ」 山の入り口まで来た俺達は、山に入るのを警戒していた。 ここからは相手の庭みたいなものだ。 罠があるかもしれない。 警戒しながらも俺達は歩き続けた。 しばらくすると。 「あそこだな」 洞窟から気配を感じる。 「人数までわかるかい?」 「ざっと50ほどだ だけど......」 「だけど?どうしたんだい?」 「雑魚ばかりだ 強い気配を感じない」 「それは変だな、人数だけであの村を襲ったとは思えないけど......」 そう言って二人で洞窟の中に入った。 中から光と笑い声が聞こえる。 そして、その灯りの場所を覗いた俺達は...... 「こいつら!」 俺は見た瞬間から怒りが込み上げてきた。 俺達が見たものは............ 村の女性だろう。 女性達は皆裸で性的暴行を受けていた。 それだけぢゃない。 口はテープで塞がれていてる。 暴れて抵抗したのだろう、手足を縛られているものもいる。 そして奥には動かなくなった女性が山のように積み重ねられていた。
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