小さな戦士

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全力で走ってはいるが遅い! 普通の人間よりは早いが遅く感じる。 「くっそぉぉ! 風の精霊よ俺に力を貸してくれ」 そう言って俺は空高く跳んだ。 そして、自分の身体を風が押すように想像する。 その時、俺の背中を強い風が押した。 そのまま一気に上空へはね上がり俺は村の近くへおりた。 ここからならすぐだ。 俺は休まず走り続けた。 村からは黒い煙があがっている。 「間に合え......」 自分に言い聞かすかのように言いながら走る。 アモン! アルス! 無事でいてくれ!! 俺は村の入り口までたどりついた。 そこで俺は脚を止めてしまった。 入り口から何人もの人が倒れている。 身体からは血がでていた。 ヤバイ...... 俺はすぐなアモンの家へむかった。 「アモン!」 アモンの家に入ったが誰もいない。 どこだ...... 落ち着け。 気配を...... ............。 いた! 俺はすぐに走り始める。 そしてアモン達をみつけた。
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