小さな戦士

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「何をバカな!一人やったくらいで偉そうに! お前達!行けっ!!」 ボスの言葉と共に数人の山賊が襲ってきた。 まだこんなにいたのか...... アモン............ 悪かった。 護るって言ったのに護れなくて! 仇はとる! 俺はゾフィを大きく振って横一線に振り抜いた。 襲ってきた山賊は全員身体が上下に離れバランスを崩して倒れた。 「なっ」 これにはボスも驚いたようだ。 「お前達は誰一人許さん」 「お......おいっ!行け」 ボスと共にリーダーの二人が襲ってきた。 「セス!力を貸してくれ」 俺が言うと吹雪がおきた。 そして空から氷の塊が落ちてきた。 山賊は驚いて脚を止めた。 氷が割れて中からセスが現れた。 「どうしたロイよ」 「すまない少し力を貸してくれ」 俺はセスに頼んだ。 氷の精霊! かつてムーワと呼ばれた魔物! 「ワラワはロイの頼みをきく」 「ありがとう! あそこの山賊二人を頼めるか? ボスは俺の手で倒したい」 「それだけか??ならば行け!」 セスはそう言って山賊の方を向いた。 山賊のリーダーの二人はいきなりの登場の精霊に戸惑っている。 「弱き人間よ!死ぬがよい」 セスの冷凍ビームで一人の山賊が氷の塊になった。 それを見て、もう一人は逃げ出した。
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