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そしてそのまま俺は空中から殴りかかる。
ポボロフはもちろん俺が見えている。
着地地点を予測して大きく後ろへ跳んだ。
俺はそのまま拳を振り切り地面に食い込ませた。
すると.......
俺の拳を中心に地面が波のように揺れ。
凄い音を轟かせて爆発した。
勢いでリングの破片や地面の土などが下から上へ
滝のように舞い上がった。
静まりかえった闘技場。
俺も自分で驚いていた。
「ポボロフは?」
慌ててポボロフを探すが見当たらない。
そして。
浮かび上がった。
物が落下してきた。
俺はなぜだろう??落ちてこない場所を見極めてその場に立っていた。
その時、傷だらけのポボロフも落下してきた。
砂煙に覆われた闘技場。
リングはなくなったけど、俺は一人その場に立っていた。
ゴングの音が静かな闘技場になり響く。
砂煙があるうちに俺は控え室に向かった。
他のリングの試合も止まっていた。
自分でもわからない状況だった。
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