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――レイナ――
ロイ が試合のために控え室に向かった。
強い人なのにレベルが低いロイ!
何が切っ掛けなのなわからない。
でもリングで彼と手合わせしてから彼のことが頭から離れなくなっていた。
一瞬で負けましたけど.......
でもリングでかけられた言葉がとても嬉しかった。
次に彼に会ったのは、街で大男に連れ去られそうになっている時。
私が勢いで「勝てたらなんでも言うことを聞く」って言ってしまったのがことの始まりだった。
自業自得だった。
それを、たまたま通りかかったロイが助けてくれた。
私は、彼のことが直ぐに好きになりました。
そのまま彼の後をおってホテルまで押し掛けた。
好きになってしまったから。
もちろんそれもある。
でも何かを感じたの。
私を助けてくれるような、護ってくれそうな。
彼は優しかった。
どこぞの娘かもわからない私を泊めてくれた。
そして、偽りない言葉。
私は彼に付いて行くことを決めた。
一人で生きていくのはもう嫌だった。
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