敵討ちの女性

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闘技場を目指して歩いている。 人が多いなぁっと感じながら歩いていると。 「そこのお兄さん、いい武器があるんだい、見ていきな」 「お兄さん、一杯飲んでいきなよ」 いろんな人に声をかけられる。 『ロイは、モテるのですね』 「これはモテてるのか??」 そんな会話をしながら歩いている。 回りから見れば一人で喋ってるように見えるに違いない。 「でかいなぁ」 闘技場を前に俺は唖然とした。 高さも広さもけた外れにでかい。 闘技場の回りをランニングしついる人や、組手をしている人などがいる。 中に入ろうとした時。 「兄さん、凄い武器を持っているねぇ」 声をかけてきたのは頭にターバンをまいた男。 「ありがとうございます 俺に何か??」 「兄さんお金必要でしょ??」 「いや、別に俺は.......」 「いいからいいから、おいでよ」 人が話している途中に俺の腕を掴み歩き出すターバンの男。 「あの男に勝てば10万円だよ」 そこにいたのは身長2メートル程の筋肉男だった。 「いや、俺は別に.......」 『ロイ、受けましょ』 えっ.......?? 「受ける??」 俺は振り向きゾフィを見ながら聞き直した。 『レベルをあげに来たのに逃げても仕方ありません ここは受けましょ』 受けるったって。 殴られたら死ぬよ??
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