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『大丈夫ですよ
自分を信じてください』
「とは言っても勝てるかわからない」
『勝てないなら全力を出すしかないでしょ?
落ち着いて集中です』
「頑張るよ.......」
俺の顔はひきつっているだろう。
その時、アナウンスが流れた。
(No427 No416 の方はBリングへ)
よっ呼ばれた。
震える身体を落ち着かせようとするが震えが止まらない。
俺はBリングへ向かう。
闘技場の中は広くリングが4つある。
各リンクに A B C D とかいてある
リンクへつくと、相手が既に待機していて、遅れてきた俺を睨む。
「すいません、遅くなりました」
「なっ!!」
相手は2メートルくらいの筋肉質の男!
どこかでみたような.......
「あっ!!
さっき表にいた人」
そう先程闘技場の前で手合わせをした男だった。
「次は殺してやる」
殺意を剥き出しに俺を睨む男。
でも俺は落ち着いていた。
二人でリンクにあがりゴングを待つ。
コッーーーン!
ゴングがなり決闘が始まった。
大男はさっきと同じゴングと共に俺に近づに殴りかかってきた。
だが.......
その拳は俺には見えていた。
避けるのも簡単だ。
でも俺は強くならないといけない!
そう思い拳を受け止めることにした。
左手を開いて大男の右拳を受け止めた。
慌てて左手で殴りかかってきたが、それをも簡単に受け止めた。
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