敵討ちの女性

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リングに上がる。 ゴングがすぐに鳴るが相手は動かない。 こちらの動きを伺っているんだろう。 俺は、そんなのお構いなしにに相手に突っ込んだ。 しかし相手は俺の動きに合わせて脚を振り上げた。 それに気がついた俺は左脚に力を入れて右に避ける。 避けた。 避けたはず....... だったのだが避けた先には男が立っていた。 驚いた俺はさっきまで男が立っていた方を見るが、そこには誰もいなかった。 そして俺は顔に蹴りをくらい地面に叩きつけられた。 「君、はやいね 僕は スカイ 君名前は?」 余裕そうな男に俺はムカついたが相手の方が強いのだとすぐにわかった。 「ロイ だ」 「ではロイ君 久しぶりに見たよ、それほどのスピードの持ち主は でも僕には通用しないけどね」 そう言ってニッコリと笑顔を見せるスカイという男。 今度はスカイが空高く飛び上がった。 俺はスカイ がを目で捕らえていた。 しかし....... 太陽の光とスカイが重なった時、俺目を瞑りスカイから目をそらしてしまった。 「しまった」 すぐにスカイを探すがスカイは空にいない。 俺は寒気を感じ右へ飛び転がった。 3回転程して立ち上がった俺は自分の目を伺った。 さっきまで俺がいた場所にはスカイが拳を地面にくい込ませた状態で止まっていた。 「あっぶねぇぇ」 俺は冷や汗が流れた。 あんなのもろに受けたら....... っと考えると.......
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