敵討ちの女性

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目を覚ますと見慣れない白い天井が見える。 慌てて起き上がるが見たことのない部屋のベットの上にいた。 「目を覚ました?」 聞きなれない声がした方を向くと、白衣を着た黒い髪の毛の女性が座っていた。 「あのぉ.......」 「あっ!ここは医務室よ 怪我した人を治すの」 そう言われて脇腹を押さえるが痛さを感じなかった。 「僕の傷も治してくれたんですか?」 俺は驚いてたずねた。 「えぇそうよ」 助かった。 凄く痛かったんだ。 『ロイ!大丈夫ですか?』 ベットの横にはゾフィ がおいてあった。 「大丈夫だよ」 俺はゾフィに笑顔を向けるが、白衣の女性がこちらを向いて返事をした。 「何が大丈夫なの?」 ゾフィと二人の時と同じように話してしまった。 「何もないです」 俺はベットから降りてゾフィを背負った。 「ありがとうございました」 「気を付けてね」 俺は一礼をして部屋をでた。 「ゾフィ。 俺は試合勝ったのかな?」 『いちを勝ちになっていました 倒れたのがゴングの後だったので』 そか....... 『それより.......』 「どうしたの?」 『もうすぐ試合ですよ?』 「えっ?試合は明日だろ? 2日に分けてやるはず」 『ロイは1日寝てたんです なのでもうすぐ残りの2試合が始まります』 えっ....... 俺はそんなに寝てたのか?? やばい.......
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