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「それいつの話??」
「1年前よ」
1年かぁ.......
「レイナ、君は哀しいな」
俺はつい言ってしまった。
「なんで??何もしらないくせに
どうやって今日まで生きてきたか知らないくせに
知ったようなこと言わないでよ」
泣きながら怒るレイナ。
感情が剥き出しだ。
「だから、これからの人世ずっとそんなふうに生きていくのか??」
俺の言葉に目を丸くして驚いているレイナ。
「いくら恨んでも死んだ人は生き返らない」
レイナは、一気に悲しさ爆発したのか泣き出した。
やれやれ.......
「今日はこの部屋に泊まりな
俺は違う部屋借りてくるから」
そう言ってドアへ歩こうとした時。
「.......かないで.......」
んっ??
俺はレイナを見る。
「行かないでよ、一人にしないで」
泣きながらはっきりと言うレイナ。
俺には何もできない。
『きっと彼女は一人でがんばってきたのですね
ロイさん、後ろから抱き締めてあげてください
彼女は落ち着きます』
えっ???
だっだっ.......だだだだ抱き締める??
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