敵討ちの女性

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だけど、このままほっとくわけにもいかない。 俺は緊張しながら彼女の後ろへ回りに彼女の首もとへ腕をまわした。 「俺も気になってたんだ」 レイナは泣きながら俺の方を向いた。 「試合中の涙 なんだったんだろうって 本当に悔しそうで 強くなりたいんだなって そう考えると俺は自分にイライラして どうしたらいいかわからなくて さっき散歩してたんだ」 「ロイさん、私強くなりたいよ」 泣きながら言われても困るよなぁ。 俺も強くなりたいし。 「大丈夫強くなれるさ」 これしか言えない。 自分も弱いのに。 「ありがとう。やっぱりロイ好き」 はい?? 「暗黒セルジュ」 レイナがボソッと言った。 今の名前何故か懐かしい気がした。 なんなのだろう?? 「強いのか?」 俺はとりあえず返事をしたが 暗黒セルジュ と言う名前が頭から離れない。 夢の中にでてくる男だよな?? 多分俺は彼を知っているのだろう。 彼の闘いを夢に見るくらいなのだから。 「知らないの?? 伝説の暗黒魔神の一人だよ」 やっぱり....... 『ロイさん、もう話しはやめて休まないと明日に疲れが残りますよ』 「そっそうだな」 「レイナ今日はベットで寝ていいから休もう 俺はソファで寝るから」 「ありがとうございます」 涙をふくレイナは少し可愛く見えた 髪の毛は短く金色の髪をしているレイナ 「後、もう無理はしなくていい 素の自分でいろ」 そう言って俺はソファで横になった。
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