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凄まじい殺気。
脚が動かない。
それでも何故か懐かしく感じる。
俺はこの人を知っているのだろう。
「いくぞ」
そう言った瞬間に男は消え、俺の腹部にダメージを受けていた。
はやい.......
はやいってもんじゃない。
抵抗もできない。
なんなんだこの人。
誰なんだこの人。
「おいおい!
記憶どうしちまったんだ
さっきよりも弱くなってんぢゃぁねぇか!
本当に記憶をなくしたのか??」
「わっわかりません
気がついたらここにいて」
俺は腹部を抑えながら返事をした。
「マジかよ??
また一から教え直しかよぉ」
えっ??
そっち??
記憶の問題は無視??
「あのなぁ???
記憶をなくしても身体はそんなに簡単には記憶を無くさないんだよ
頭で覚えず身体で覚えろ
ってなわけで自分でなんとかしろ!
自分を信じてやればできる」
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「ロイィィィィィィィィィ!!!!」
大声で呼ばれる俺の名前。
この声はレイナだな。
俺は目を明け身体を起こす。
俺は気絶していたのか??
夢をみた気がする。
自分を信じろ......か........。
記憶を無くす前の力か.......
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