敵討ちの女性

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だから聞いてみたくなったんだ。 聞いたからどうってわけでもないんだけど。。。 「レイナってどんな家庭でそだったんだ??」 「えっ!そこきいちゃう??」 親を目の前で殺されたレイナ。 聞くのは酷だったのか? 「いい親だったよ 私はいつも我が儘で回りに迷惑ばかりかけていた」 何となく想像がついた。 「私の執事はいつも私を一番に考えてくれてし、 親へ国のことを考えながらいつも頭を悩ませていたわねぇ」 「執事??お金持ちなのか??」 俺は執事ってとこにまずは驚いた。 だってそうだろう?? 普通執事なんていないから。 よっぽどのいい家の子なのかもな。 俺はそう勝手に思いこんでいた。 間違ってはなかった。 間違ってはなかったが....... レイナの口から出た言葉は、俺の想像を遥かに越えていた。 俺は口を開けて驚くしかできなかったのだ。 「私、ザベルカベルの王女よ? 知らないの?? 言わなかった??」
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