敵討ちの女性

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闘技場に帰る途中も話しはつきなかった。 「ロイはいつまでこの街にいるの??」 考えてなかったなぁ。 「強くなってこらぢゃないと街出たら食べられそうどしなぁ」 「レベル0だもんねぇ」 笑顔で言われるが傷つく。 「そだなぁレベル10くらいまでは頑張ろうかな」 闘技場につくと二人で観客席へ向かった。 Aリングで ポボロフが試合をしている。 相手は俺の次の相手だ。 ポボロフは強い。 だからポボロフの圧勝だと信じていた。 ......................。 ポボロフがボコボコにされていた。 「おい! おのAリングの男!この前までランクCにいた奴ぢゃないのか??」 観客席からそんな声が聞こえた。 C???ここEランクなのに?? 「ロイ....... 次の試合は棄権して」 レイナが真剣な顔で俺を見る。 「どうしたんだ??」 「私、彼を見たことがあるの お願い闘わないで」 レイナが俺の左手を握りながら心配してくれている。 その手は震えていて何かに怯えているようにも見えた。 「どうしたんだ??」 「彼は強い そして人を殺すことを楽しんでいる男よ」 なるほど....... でもこの世界では普通だよな??
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