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―――ロイ―――
ルシアスとサラに名前をもらった。
記憶もない、武器もない状態で二人に会えたのは助かる。
「ぢゃぁ今日はここで休もうか、俺が起きてるから二人は休みなよ」
ルシアスの言葉にホッとしてか俺はいつの間にか眠ってしまっていた。
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「なんなんだお前は」
右肩を抑えながら男が言った。
抑えている傷口からは血が流れている。
「死に行くお前に話す言葉もない」
そう言って黒いコートをきた男が黒い大きい剣を横に一降り、
さっきまでの男の身体が二つになりバランスを崩して ドサッ っと音をたててたおれた。
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太陽の光が眩しくて俺は目を開けた。
そこにはルシアス とサラ が焚き火の前に座っていた。
さっきのは夢か??変な夢だった。
俺は体を起こして二人の元へ向かった。
「おはよーロイ」
「おはよ」
二人が俺に気付いて声をかけてくれた。
「おはようございます、二人とも早いんですね」
そう言って俺も二人の前に座った。
「ロイはこの世界のこと覚えてないのか?」
ルシアスの言葉に少し疑問をいだいた。
「この世界?」
聞き返すも俺は記憶がないからわからない。
「俺達は今いる世界と生まれ育つた世界は違うんだよ」
サラの言葉に俺は驚きを隠せない。
どういうことなんだろうか?
「それって.......」
俺は二人の顔を交互にみた。
話を整理すると.......
この世界はゲームのような世界みたいだ。
どうやってこの世界に来たのか誰も覚えていないらしい。
元の世界の記憶などはあるが目が覚めるとこの世界にいたらしい。
元の世界に帰る方法はちゃんと存在している。
missionを47つ全てこなすこと!
だそうだ!
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