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――レイナ――
「ロイィィィィィィィィィィ」
私は叫んだ。
喉が枯れるほどに。
降参して欲しかった。
負けてもよかった。
生きていてくれれば。
私を護って闘いを決めたロイは凄く逞しく思えた。
嬉しかった。
昨日会ったばかりで私が勝手に惚れただけなのに.......
助けてくれるの??
優しい人だとわかる。
でも今目の前ではロイは殺されかけている。
私のことはいい。
死なないでって気持ちの方が大きい。
そんな時.......
ロイの雰囲気が変わった。
何???この胸騒ぎは???
何??この異常なまでの雰囲気
雰囲気が変わったロイは別の人みたいだった。
一瞬でルータの骨を折り有利になった。
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