世界をみる日

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「ぢゃぁ行くか」 俺が歩き出すとレイナも頷いてついてくる。 レイナは短めの剣と銃を持っている。 俺はと言うと剣のみだ。 ゾフィが要れば大丈夫だと思っているからだ。 「次はどの街??」 「知らないよ、俺は地理に詳しくないから とりあえず南に行こう」 行く宛がないので自由だが行き先が決まらないと進まないんだよなぁ。 俺は南に向かって歩き続けた。 「レイナは一人旅の時、魔物とかに狙われなかったのか??」 俺はふと疑問に思ったのだ。 「襲われたよ? 逃げたけど」 逃げたんだ....... 逃げ切れたのらいいよなぁ。 そういえば、ルシアスとサラは何をしてるんだろう??? 一度も連絡ないし....... ランキングをみれば5位まで順位を落としていた。 知り合った時、3位だった二人。 活躍しているんだろうなぁ。 そんなことを考えながら歩いていた。 次の街で俺を知っている人とこいるのだろうか?? 「ねぇロイ! ロイなら強い魔物も倒せるんぢゃない??」 「無理だろ? まだまだ俺は弱い」 「ロイなら上位のグループでも入れそうだよね」 笑顔のレイナは最近愛らしく思う。 レイナには笑っていてほしいんだ。
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