ラビアン

始まりのとき

「わかりません、起きた時にはこの服でした」

「まぁぁ武器もないしセルジュなわけないよ」

確かに.......

「さっ！！街に帰ろう」

ルシアスは言葉と共に立ち上がった。

俺とサラもルシアスが立ち上がったのを見て立ち上がった。

ポケットに手を入れるとスマホが入っていた。

これがさっき言っていたやつか.......

何気なし歩きながらさわっていた。
何か思い出すかとも思ったからだ。

その時.......

「えっ！！！」

俺はある数字を見て声をあげた。

二人もビックリして俺のスマホを覗きこんだ。

「「えっ！！」」

同じ反応。

所持金 ２億４８６９万７０５０　　　

「何？？この金額.......ロイ何したの？」

サラの質問に答えようがない。

「なっ何って言われても.......」

二人からしても金額は異常な数字だそうだ。

「まっまぁいいぢゃないか、あるにこしたことはない」

ルシアスは引き付った顔をしながら歩き始めた。

俺とサラも気にするなってのは無理だが歩き始めた。

俺のレベルは.......

「えっ！」

またも俺は脚を止めた。

「今度はなにぃ」

さっきのこともあるからか二人が慌ててかけよってきた。

同時にスマホを覗きこむ二人。

「「えっ！」」

またも同じ反応。