世界をみる日

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俺はゾフィを上から下へ降り下ろすがトンファーに止められ、もう片方のトンファーに切り裂かれた。 今度はさっきよりも傷が深い....... 『落ち着いてくだざい 深呼吸をして』 息が乱れすぎってことなのだろう。 落ち着いてって言われても難しい。 「もう終わりか??」 幹部の男が言う。 俺は、今度はゾフィを右下から左上へゾフィを降りあげた。 すると....... 下からの攻撃が苦手なのか相手は大きく態勢を崩した。 好機とみた俺は、そのまま脚に力を入れてゾフィを降り下ろした。 しかし....... その攻撃を片方のトンファーで止められた。 止められたというより、受け流された。 「あっぶねぇ」 幹部の男は余裕そうだが、そんな言葉を言う。 俺はその瞬間、地面を蹴り相手に近付いた。 近付いた俺は何度も何度もゾフィを降り続けた。 全て受け止めたられたのが信じられないくらいだ。 「まだまだ子供だな」 確かに俺は弱いし、このゾフィを扱うこともできない。 でも....... それは今の俺は.......だ。 昔の俺は強かったんだと思っている。
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