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ある日の湾岸倉庫。
そろそろ秋も深まり、朝や夜は冷え込む日が増えて来た。
芸術家・野路山野人はありのままの自分をさらけ出して、倉庫の中をうろついている。
ありすやBitter Sweetのマスターも居るが別に慣れているので平然と、秋の作品展作品の製作作業を行っていた。
「こんにちは」
「おー!
ぴよちゃん、来たねえ…あ、あのさ、そのコートの下はまさかの…」
野人さん、興奮し過ぎとは思いつつも
「ご想像にお任せしますね!」
ミニ丈のコートの裾をちらりとめくって見せてみた。
「OK!OK!
もー僕の理想的なNO!PANじゃないかこりゃあ…!」
喜んで貰えたらしい。
ぴよちゃんはコッソリ、やったね!と内心微笑んでいた。
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