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「あー、僕ってそんなに有名?
マスター烏龍茶追加ねー」
のほほんとしたゆったり口調の男性。
彼と誠司が同じテーブル席で、何やら話していたのは知っていた。
「あの可愛い子が先生の彼女かあ…
パンチラ、撮影しても構わない?」
「ちょっとノジさん、アンタ居たの!?」
「居たのよー、姐さん。
先生とお仕事のおはなしで、さっきから聞いてました」
奈津子姐さんの声に、野路山野人はケラケラ笑って答える。
刑事コロンボをイメージしたくたびれたスーツ姿で、白髪混じりの男性の印象は穏やかな印象だ。
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