キンモクセイ
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駅までの最後の曲がり角をまがり、 小さな駅前に停まる、見慣れた一台の車と、その横に立ってタバコを吸う、その人。 「せん、せいッ・・・・・・!!!」 煙草をふかしながら、その人がゆっくりこちらを振り向く。 ああ、何を期待してたんだろう、先生ちっとも笑顔じゃない、嬉しそうじゃない。 ぜんっぜん笑顔じゃない、いつものしかめっ面の先生だ。
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