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休日とは言っても
顧客との対応もあって
出勤している者が
いるから
誰かがいても
不思議ではなかった。
“またかよ?
ここじゃなくて
素通りしてくれると
いいな“
「篠崎!お前、
お前本当に
改修やっていたのか!」
自動ドアを
蹴り破る勢いで
やって来た富樫は、
驚いて目が点になっている
和代に近寄った。
ものぐさな、
いつもの雰囲気とは
どこか違う富樫の
荒げた声を初めて聴いた
和代だったが
いつものように答えた。
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