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そのやり方は 決して 褒められるものでは なかったがその気持ちは 和代には良く判った。 ただ、認めて欲しかった、 それだけなのだと。 また同時に和代は 心に決めた事があった。 陽は昇って沈み、 夜が来る。 人生にも必ず 暗い時がやって来る。 そんな時には、 これまでに他の人から 与えてもらった 優しい気持ちを 心に灯して歩いて行こう。 心揺るがない、 強い人間になるのだ、と。
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