<U12>

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鷹揚に見えて 比較的短気な川島と 上手に付き合う 和代の組み合わせには 驚いたが、 それが彼女にとっては 幸せなのだとも思った。 心配げに見つめる洋子に 和代はいつものように 小さな声で、 そして、迷いを 断ち切ったように言った。 「洋子さん、 覚えているかな。 占い師さんに 言われた言葉。 あれ、 やってみようかなって 思っているんだ」
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